呼吸(いき)するように愛してる
ヒロくんに、すごく驚かれて何だか照れくさかった。
「ありがとう」
みちるちゃんは、相変わらずクールだったけど。
「みんなで食べるね。弟達も、美羽ちゃんのクッキー大好きだから」
私とみちるちゃんは、顔を見合わせてクスッと笑った。去年も姉弟で食べてくれたと言ったから、みちるちゃんに渡したクッキーは、量を多くしてある。
午後七時過ぎ。
少し前に帰ってきたお父さんに、クッキーを渡した。すごく喜んで、私を抱き上げ『高い高い』をしてくれた。
「もう、お父さん!美羽は、赤ちゃんじゃないんだからねっ!」
プッ!と頬を膨らませて怒ったフリをしたが、実は、お父さんがしてくれる『高い高い』は小さな時から大好きだ。
「匠くん家に行ってくる!」
三人分のクッキーが入った袋を持って、玄関に急ぐ。
「これ、要くんに。お大事にって伝えて」
玄関先に出てきたお母さんに、りんごの入ったナイロン袋を渡される。
要お兄ちゃんは、昨日の夕方高熱を出した。高校受験をひかえた要お兄ちゃんの高熱に、みんな慌てた。
病院で診察を受けたら、インフルエンザではなかったし、今日にはもう熱も下がったようで、ホッとした。
「もうすぐ、ご飯だからね!」
「すぐに戻るから!」
そう叫びながら、玄関から飛び出した。
「さむっっ!!」
吐く息が白くなる。上着も着ずに、飛び出してきた事に、今気付く。
まっ、お隣だし、いっか……
雪こそは降っていないが、今日は、とても寒い日だった。
空には無数の星が瞬いていた。寒い日は、空気が透き通っているように感じる。そしてその分、星がきれいに見える…気がする。
一瞬、星空に見とれたが、寒さにブルッ!と身体が震え、匠くん家に急いだ。
「ありがとう」
みちるちゃんは、相変わらずクールだったけど。
「みんなで食べるね。弟達も、美羽ちゃんのクッキー大好きだから」
私とみちるちゃんは、顔を見合わせてクスッと笑った。去年も姉弟で食べてくれたと言ったから、みちるちゃんに渡したクッキーは、量を多くしてある。
午後七時過ぎ。
少し前に帰ってきたお父さんに、クッキーを渡した。すごく喜んで、私を抱き上げ『高い高い』をしてくれた。
「もう、お父さん!美羽は、赤ちゃんじゃないんだからねっ!」
プッ!と頬を膨らませて怒ったフリをしたが、実は、お父さんがしてくれる『高い高い』は小さな時から大好きだ。
「匠くん家に行ってくる!」
三人分のクッキーが入った袋を持って、玄関に急ぐ。
「これ、要くんに。お大事にって伝えて」
玄関先に出てきたお母さんに、りんごの入ったナイロン袋を渡される。
要お兄ちゃんは、昨日の夕方高熱を出した。高校受験をひかえた要お兄ちゃんの高熱に、みんな慌てた。
病院で診察を受けたら、インフルエンザではなかったし、今日にはもう熱も下がったようで、ホッとした。
「もうすぐ、ご飯だからね!」
「すぐに戻るから!」
そう叫びながら、玄関から飛び出した。
「さむっっ!!」
吐く息が白くなる。上着も着ずに、飛び出してきた事に、今気付く。
まっ、お隣だし、いっか……
雪こそは降っていないが、今日は、とても寒い日だった。
空には無数の星が瞬いていた。寒い日は、空気が透き通っているように感じる。そしてその分、星がきれいに見える…気がする。
一瞬、星空に見とれたが、寒さにブルッ!と身体が震え、匠くん家に急いだ。