妄想オフィス・ラブ ~キスから始まるエトセトラ~
三嶋課長の腕が、視線が、キスが、全てが甘い。
『はい…………』
と、思わず頷きかけたその時、
「なるだけ、優しくするから。安心してろ」
と、のたまった。
「……………………………………………はい?」
なんですと?
「いや、だからするだろ?」
「何を?」
「セックス」
「ばっっ!!ばかじゃないですかっっ!!!」
「ククッお前っ上司に馬鹿はないだろ」
真面目な顔をして、至極当然だと言うように発言する男に、頷かなくて良かったと心底思った。
「タマ……壁ドン、顎クイを引き立たせるマストアイテムって分かるか?」
「マストアイテム?」
まだ何か増えるのか?
本当に乙女だなこの人。
今日のこの散々な関係で、あっけなくこの人呼ばわりだ。
「ククッ、、『俺様』な男だそうだぞ?」
自分がそうだと?
いや…まぁそうなんだが。
「『俺様』男は萌えるとかそういう意味でしょうか?」
「強引な男が良いとかじゃないか?特にお前みたいな鈍感な女にはここまでしないと気付きもしなかったからな。あながち間違いでもないな。タマ……流されそうになっただろう?」
ニヤリ。