妄想オフィス・ラブ ~キスから始まるエトセトラ~
「なんで翠の事知ってんだよ」


「……何回かドタキャンされたときに陽太に電話したことがあったのよ。何故か彼女が出てご丁寧に色々教えてくれたわよ」


「はぁっっ??」


「……最初は彼女の部屋でご飯中だったかな。次はシャワー浴びてて、最後は寝てるだったな。私ももうかけなくなったわよ」


「…………信じたのか?」


「信じてたらもっと早く別れてるわよ」


「じゃあなんでっっ」


「…………だからっ、そーゆうことが原因じゃないじゃん!私、言ったよね。携帯もちゃんと持ってって。行ってほしくないって、私より優先しなきゃいけないことなら私はもう一緒に居られないって」


胸に抱き締められたまま止まらない感情に陽太の胸をドンドン叩いて押し返す。


「何回も何回も同じような喧嘩して、疲れたって言ったの陽太じゃん。それでも、私より翠ちゃんの方に行ってたの陽太でしょ?」


「…………ッ、言ってくれたら……」


「あの状態で私がそんなこと言ったって信じてくれなかったでしょ」
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