妄想オフィス・ラブ ~キスから始まるエトセトラ~
ぷぅっと口を尖らせて、拗ねたように高宮を見上げる。さっきまで肩を捕まれたまま覗き困れていたが、手をはずし、そっぽを向いてしまわれると、座ったままでは表情が見えない。
「男は?」
横を向いたままボソッと聞かれて。
「いませんが?」
「会いたかったのは?」
あぁ。ここに繋がるのね…
「日和ちゃん」
「……………………………」
「謎は全て解けました?」
「………解けた」
「じゃあ今度は私ね。
……………………………さっきのキスの意味は?」
あーーーーーーーなんて唸りながら私の座っている足元に頭を抱えてしゃがみこむ。
私も椅子から降り、隣に同じようにしゃがみこんで高宮を覗き込むと、ちらりと私に視線をよこして、さっきと同じように片手で口許を隠す。