君色物語
昔の私 〜中学3年〜
〜鈴side〜  

       中学校3年生


  地味で可愛くなくて、人に好かれない私
         石井 鈴。

なにか頑張ろうと思って勉強やスポーツを 
頑張ったけどこの性格じゃダメなのかな…。


  「鈴ー!なにしてんのー帰るよー!」
  
これは小野 心。私の仲の良い3人組の1人である。
私よりすごく可愛くて、性格も明るい。
私に元気をくれる。
 
  「本当だよー!急げー!!」

これは島田 芽依。芽依も仲の良い3人組の1人。
芽依も可愛い。しかも、モテる。
私にスポーツや勉強、料理を教えてくれてる。
すごく優しい。

「はーい!!今行くー」

普段2人に頼りきりで、私変わらなきゃダメかな…。

歩きながら心ちゃんが言う。

 「ねぇー2人にお願いがあるんだけど、いい?」

 「「いいよー!!どーした?」」

 「今度の土曜日参考書買いたいんだけど手伝ってくれない?お願い!」

うーん。受験勉強とかもあるけど、
気分転換も必要だよね!
  
 「いいよー!芽依は?」

 「私も!いいよー!その日は勉強お休み!その前日からお泊りにしない?」

 「「いいね!楽しそう。さんせーい!!」」

 「よし!決まり。その時は3人で、
  めっちゃおしゃれしよ!」

 「え。でも私は、いいかな…」

 「そーやって!鈴ー『運命の人に』とかに会っちゃったらどーすんの!?あんたは眼鏡外して二重にすればめっちゃ可愛いんだからわかったね!」

 「はーい。」

運命の人になんか逢わないと思うけど…
まあ、楽しそうだからいっか。今度の土曜日が楽しみ!



この時の私は『運命』なんて信じていなかったのに…
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