イジワル先輩さま、ご注文は甘い恋で


「あ、はい…!
あ、あの…いつも美味しいケーキ、ありがとうございますっ」


「いや…。
こっちこそ、いつもたくさん食べてくれて…あんがと」




わっ、お礼言われちゃったっ。


なんかいつものお客さんに接する態度とはちがう榊くんにドキドキ。

いつもは礼儀正しいけど、どこか距離があるように感じたから。


榊くんって、普段はこういう話し方するんだな…。

なんか、新鮮でうれしい。




「ここのケーキあなたが作っていらっしゃるんですよね。すごく美味しいから、年上の方だと思ってました」


「年上に見える?俺、17だけど」




わ、同い年…!

やった!




「わ、わたしも17歳です。高校2年生」


「へぇ。見えないけど」


「よ、よく言われます…。小さいのでたいてい年下に見られます…」




これ、実は悩みなんだよな…。
頼りなくてトロそうに見える、って。

…実際そうだから、余計に。

榊くんもそう感じちゃったかな…。
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