甘い恋
〈和也side〉
ほんとに、分かりやすいんだよなぁ。
「せんぱい……。」
うるうるしすぎじゃない?
たぶん、彼女にとってこれがファーストキスだったんだろう。
「これからさ、朝も一緒に学校いきません?」
そう彼女の耳に囁いたら、ビクッと反応する。
俺は気づいてるけど、気づかないフリをしといたほうがおもしろい。
抱き締めていた腕を離すと、邪悪な解放されたかのようにホッとしたタメ息をつく。
「緊張しすぎじゃね?」
って言ったら
「いや、そっそんなの無理いいですよ~!!!」
と跳び跳ねる。
可愛い。大事にしたい。
優しく、ゆっくり大事に彼女と過ごしていたいと思った。