溺愛ドクターに求愛されて
「信用できないなら、信用できるようになるまで待つし。沙織が俺の事信用できるように努力するよ。結婚すれば安心するなら沙織となら全然してもいいけど?」
け、結婚て。その発言に驚いて目を丸くする私に越川先生はクスッと笑う。
「それくらい本気ってことだから。あ、沙織。携帯新しいの買った?」
越川先生の言葉に私は頷く。
携帯がないとどうしようもないから京都から帰ってきてすぐに新しいのを買った。
「じゃあ、番号教えて。今度、デートしよう。沙織の事、もっと知りたいし俺の事も知ってほしい」
確かに医者だからって理由で付き合えないとか、ひどいよね。越川先生が納得できないのも分かる。
ちゃんと越川先生自身のこと見て決めないと失礼だよね。惹かれてるのは事実だし。
「俺の仕事ぶりとか、人となりを見てゆっくり……いや、まあ早いにこしたことはないけどそれで決めて」
そう言った越川先生と携帯の番号とメールアドレスを交換する。