溺愛ドクターに求愛されて

「じゃ、メール待ってるから。夜勤頑張ってね」


その言葉を残して去っていった越川先生を呆然と見送って、私ははっとして仕事に戻る。


巡視を終えてナースセンターに戻ってニヤニヤした顔の井上さんにからかうような視線を送られつつ越川先生に休みの日を書いたメールを送る。


そして本当に一晩中、元気な井上さんに越川先生に好きって言えと勧められて私は仮眠もとらずにその日の夜勤を終えた。



* * * * *




越川先生とデートをする事になったのはそれから二週間後の事だ。


井上さんに絶対スカートで行きなさいって言われたから一応スカートにしたけど、何かやる気満々て感じで恥ずかしいんですけど。


越川先生が久しぶりに東京の神社仏閣に行きたいって言ってたから日枝神社に行くことになって最寄り駅で待ち合わせしてる。


意外と家が近くて最寄り駅が一緒なんだよね。


私が駅に着くと、越川先生はすでに待っていて携帯に目を落としている。


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