同期と同居~彼の溺愛中枢が壊れるまで~
「冗談だよ。……難波の予定さえ平気なら、この土日でいろいろ揃える?」
冗談か……。ちょっと残念。
なんて、一緒に暮らせるんだから、それだけで幸せだと思わなきゃ。
「だね。今までワンルームで細々暮らしてた甲斐あって、お金だけはあるよ!」
「お、頼もしい。じゃあ晩メシもおごってもらおうかな」
「任せなさい!」
……なんだか、こういうやりとりがすごく楽しい。
そもそも、予定のある休日自体が久しぶりだ。
仲のいい友達は地元に残っている子が多くて、こっちでは遊ぶ相手がいなかったんだよね。
私は一度自宅に戻って身支度を整えてから、改めて比留川くんと待ち合わせをして街へ出かけた。
生活に必要なものをそろえるだけとはいえ、男の人と、しかも比留川くんのような素敵な人と一緒に歩けるなんて、胸が弾む。