箱入り娘と黒猫王子
最初は減ってるのか減ってないのか分からなかった書類たちと向き合う事2時間、何とかやっとの思いで判子を押し終えた。
「……ふぅーーー…」
「やっと終わったか?」
ちょっとトゲのある声に、紫ノ宮先輩を見ると
さっきまで山積みだったファイルがどこかに消え、頬杖をついて私を見つめている。
前の席にいたはずの茉夏さんや、阿笠先輩の姿もない。
あれ…?いつの間に??
時刻は11時を少し過ぎたところ。
や、やっぱ2時間しか経ってない……
3人ともあんなにたくさん仕事があったのに…
「ったく、たかが判を押す仕事で2時間もかけてんじゃねぇよ」
うっ……
「す、すみません…量が想像以上で…」
「あんなの、30分もありゃ終わる」
なっ!!!?絶対無理だもん!!!そんなの!!!
なんで私の心の声は顔に出たのか声に出たのか、
「俺に出来ることは3倍の時間があればお前にもできる。てかやれ。3倍の時間をやってるだけありがたいと思え。」
お、鬼だ……褒めるどころか、
こんな怒られるなんて(泣)
「……ふぅーーー…」
「やっと終わったか?」
ちょっとトゲのある声に、紫ノ宮先輩を見ると
さっきまで山積みだったファイルがどこかに消え、頬杖をついて私を見つめている。
前の席にいたはずの茉夏さんや、阿笠先輩の姿もない。
あれ…?いつの間に??
時刻は11時を少し過ぎたところ。
や、やっぱ2時間しか経ってない……
3人ともあんなにたくさん仕事があったのに…
「ったく、たかが判を押す仕事で2時間もかけてんじゃねぇよ」
うっ……
「す、すみません…量が想像以上で…」
「あんなの、30分もありゃ終わる」
なっ!!!?絶対無理だもん!!!そんなの!!!
なんで私の心の声は顔に出たのか声に出たのか、
「俺に出来ることは3倍の時間があればお前にもできる。てかやれ。3倍の時間をやってるだけありがたいと思え。」
お、鬼だ……褒めるどころか、
こんな怒られるなんて(泣)