ただあの子になりたくて


お父さんを突き放す。

やはりいつもこのパターン。

結局、いつどんな時でもあの2人はケンカをする。

娘が死の淵をさまよっている。

そんなこと、2人には関係ないのだ、きっと。

何一つ、変わってはいない。

私は俯きかけた。

「だって、私のせいなのよ」

突然の言葉に、私は硬直する。

消え入りそうな声だった。


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