アマテラス【完結】




「お父さんを、よろしくね」





俺が10歳の時だった。

でも、しっかり覚えている。




俺の大好きな、優しい笑顔で微笑んで
俺の大好きな、温かい声で言ったんだ。






病院に運ばれた時にはまだ生きていた。

ストレッチャーでオペ室に運ばれた動かない母さん



それ以降
俺は生きた母さんを見ることはなかった。


< 217 / 448 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop