きみのおと
しぃちゃんは、大事をとって一日入院することになった。
本当はずっと側にいたかったけど、先生にこれ以上はダメだって言われて学校に戻っている。
「ほんと、お前ら世話が焼ける」
「・・・本当に、ごめん。僕・・・ほんと、いつまでたっても変われないままだ・・・」
「そんな簡単に変われてたら、お前とっくに過去なんか克服できてんだろ」
「・・・ごめん」
「いい加減、一言目には謝るそれやめろよな!」
ぐりぐりと頭を掴んで動かされる。
何度も誰かを傷つけて。
何度も道を間違えて。
それでも、僕の側にいてくれようとする人がいる。
今は、いるんだ。
「あいつ、自分があんな目に遭っててお前の心配してただろ」
「・・・うん」
「それが全てだろ。あいつはお前を責めてないし。むしろお前のせいだとも思ってないんだ。それなのに、お前がいつまでもしみったれてたんじゃダメだろ」
「・・・うん。もう、後ろ向きはやめたい・・・。頑張るから・・・」