きみのおと
そして放課後、自習室に集まった私たち。
亜衣も誘ったら来てくれた。
「よし、じゃあ始めよっか!」
張り切って声をあげる。
芹川くんは面倒くさそうな顔をして座る。
久賀くんは俯き気味に少し落ち着かない様子。
「どうやって勉強するの?追試受けるのってしぃちゃんと芹川くんだよね?私と久賀くんは追試組じゃないし、そうなったら分かれて教えたほうがやりやすいかも」
「それもそうだよね。でも、そうなったら亜衣も本当に巻きこんじゃうけど・・・」
「え?それで誘ってくれたんでしょ?久賀くんに教えてもらったらっていったの私だし、それに、久賀くんがだめだったら私が教えるつもりだったし、大丈夫だよ」
優しい笑顔で亜衣が言う。
なんて天使なの。
なんて優しい子なの。
「亜衣、ありがとぉ」
私、本当にいい友達を持った。