きみのおと


そして放課後、自習室に集まった私たち。
亜衣も誘ったら来てくれた。



「よし、じゃあ始めよっか!」



張り切って声をあげる。
芹川くんは面倒くさそうな顔をして座る。

久賀くんは俯き気味に少し落ち着かない様子。



「どうやって勉強するの?追試受けるのってしぃちゃんと芹川くんだよね?私と久賀くんは追試組じゃないし、そうなったら分かれて教えたほうがやりやすいかも」

「それもそうだよね。でも、そうなったら亜衣も本当に巻きこんじゃうけど・・・」

「え?それで誘ってくれたんでしょ?久賀くんに教えてもらったらっていったの私だし、それに、久賀くんがだめだったら私が教えるつもりだったし、大丈夫だよ」




優しい笑顔で亜衣が言う。
なんて天使なの。
なんて優しい子なの。




「亜衣、ありがとぉ」



私、本当にいい友達を持った。



< 57 / 418 >

この作品をシェア

pagetop