きみのおと


「でも、分かれるってなっても・・・、」




久賀くんと芹川くんって絶対相性悪いよね。
相性っていうか、久賀くんが委縮しちゃいそう。

だったらやっぱ、一緒に見てもらった方が・・・。



「私が芹川くん見ようか?」

「え?亜衣?」

「学力的にも、しぃちゃんは学年1位の久賀くんの力は必要だと思うし。芹川くんの実力は知らないけど、しぃちゃんが心配してるように、たぶん久賀くんと芹川くんじゃ多分だめだと思うし」

「でも」

「芹川くん、私が相手でもいいかな?」

「・・・俺は別に誰でも」




え、亜衣?
本当にいいの?

確かに最近、怯えた様子はないなって思ってたけど。
同じ部屋にみんないるとはいえ教えるっていったら言葉を交わすわけで・・・。

でも、今話した感じは本当に普通だった。



「亜衣がいいなら・・・」

「うん。迷ってる時間もったいないし、さっそく始めよっか。しぃちゃんと芹川くん席変わる?」

「う、うん」



なんか、いつもの亜衣じゃないみたい。
こんな風に、仕切るタイプじゃなかったのに。




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