朝焼け
好きになって、くれませんか?
薫とメールを交わして分かった事。





…俺は薫を知れば知る程好きになって行く。



薫の気持ちは分からないけど。



会いたいな。




他の男が薫ちゃんに手を出しませんようにー…




願う。



願うだけじゃなんにもならない



分かってるんだ。




でも



願わずにいられない。




あれだけ可愛い子だ。




今まで彼氏が居なかったのがおかしいんだ。



世の中の男達の見る目の無さに



こんなに感謝した事は無かった…。




薫が俺を好きになってくれるにはどうしたらいいんだろう?





好きな子が振り向いてくれる魔法があればいいのに。





って魔法なんて。



存在するか分からない物に頼るな、俺。





でも。



そんなんで人の気持ちを操ったとして


それで薫が俺を好きになってくれたとしても



それは薫の本当の気持ちじゃ無いんだよな。





…ん?いや、ストップ俺。



魔法に頼るな

言っておきながら魔法でどうこうした時の事を考えるな!!





混乱してるんだ。



薫の事を考え過ぎて、

頭がパンクしそうなんだ。



これを治せるのは薫だけ。




俺の事、好きになってくれませんか?




本当に本当に大好きなんだ。
< 116 / 218 >

この作品をシェア

pagetop