朝焼け
どうしよう。
薫が顔を真っ赤にして座り込んでいる。



…!

冗談めかそう!!!!!


「俺…。薫にパンツ見られた…。恥かしくて顔が見れない」


と、冗談めかせてない台詞を吐く。



だって俺も動転してたんです…。



好きな子にパンツ見られたんだ。


正気でいられるワケが無い。



…薫のは…正直な所。



…見てみたいけど。



イヤイヤ、何言ってんだ、俺!!


薫が一生懸命、置いて行かれたかと思った、と言っている。




馬鹿だなぁ。置いて行くワケ無いじゃん。



こんな可愛い彼女を。



一生側に居て欲しいと切に願う位好きなのに。




…取り敢えず。



俺は何とかこの空気に救われた…。




悪魔に、勝ったんだ。
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