風便り〜大切なあなたへ〜





「小林、先生な、小林のこと・・」



そこまで言って、先生は言うのをやめた。

背中が壁に当たり、私はもう後ろに下がれなくなった。


守屋くんの言ったとおりだった・・。

ちゃんと、守屋くんの言うこと聞いとくんだった・・。


後悔と、恐怖から、涙が溢れてきた。



「泣くなよ、小林・・」



そう言って、先生は、壁に手をついた。

空いている方の手で、先生は私の顎を持ち上げた。

先生が、近い・・。



「小林・・好きだ」



そう言って、先生の顔が近づいてきた。

私は思いっきり、目を閉じた。



「やだ・・」



抵抗も虚しく、唇に柔らかいものが触れた。


やだ・・。

いや・・。


私のファーストキスは、先生に奪われた。


守屋くん・・。

守屋くん、ごめん・・。

守屋くん・・。



「泣くなよ・・」



次々流れてくる涙に、そう先生が呟くと、先生は、私の涙を舐めた。



「しょっぱいな」



そのまま先生は、私の唇も舐て、顎を持ち上げてた手で、私の制服の裾に手を入れた。



「やだ・・やめて、先生!」



私は必死に、裾を抑えた。


守屋くん!

守屋くん・・助けて!



「守屋くん・・!」





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