風便り〜大切なあなたへ〜





学校につくと、私は自分の席に座った。

隣には、守屋くん。

前の席には、風香ちゃんが私を心配してくれていた。



「真子ちゃん大丈夫?」


「うん、大丈夫だよ。ありがとう風香ちゃん」



そう言って、私は、風香ちゃんに微笑んだ。

風香ちゃんは、なんとも言えない顔をしていたけど、私、本当に大丈夫だよ。

二人がいてくれるだけで、私は、心強いよ・・?

心配かけて、ごめんね・・。



「真子」


「ん?」



守屋くんに呼ばれ、守屋くんを見ると、守屋くんは真剣な顔で、私を見ていた。

私は心臓がびっくりして、体がビクッとなった・・。



「・・・」


「・・・守屋くん?」



守屋くんはなにも言わなかった。

チャイムがなり、先生が入ってきた。



「点呼とるぞー」



・・あれ?

小野先生じゃない・・。


教室に入ってきたのは、違う先生だった。

教室中がざわついた。

きっと、みんな思ってることは一緒だと思う・・。

一人の生徒が言った。



「先生、小野先生は?」


「小野先生は、しばらくお休みだ」


「えー?なんでー?」


「風邪を引いたらしい」



そう言って先生は、ホームルームを始めた。


私は少し、安心した。

守屋くんを見ると、何か考えいるようだった。



「真子ちゃん、よかったね」



風香ちゃんが、先生にバレないように小さく言った。



「うん」



よかったけど、せっかく決心してきたのに・・。

また次、先生会うのに勇気がいる・・。


それから今日は何事もなく、平和な一日だった。

守屋くんは、先生がいなくても私から離れなかった。

私も、守屋くんからはなれたくなかった。





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