闇の中に咲くランの花 Ⅰ



陸兎「麻ー琴ーー!!!」


ギュッ
麻琴「わっわっ!」


バタンッ

抱きついてきた勢いで後ろに倒れた

ねぇ!なんで抱きついてんの!?


蝗龍「「「(この人ホントに雷龍の総長なのか?全くの別人に見える……)」」」


ほら!蝗龍のみんなが引いた目で見てるよ!疑いの目で見られてるよ!シスコン野郎!


麻琴「はーなーれーろクソ兄貴!!」


ボキッ

そう言って私は陸兄のお腹を殴りました。


陸兎「オエッ……」


そう言ってもっと体重をかけてきた。


麻琴「ダァーー!!!だから暑苦しいっての!しかも重い!!」


春兎「兄ちゃん!速いって!」


春兎だ!

私はお腹を抱えて半泣きしている陸兄をどけて春兎に抱きついた


麻琴「春兎ぉ!」ギュッ


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