潮風とともに
フロアーにもどり、パソコンの電源を着けてから今日の予定を確認する。
今日は打合せが二件。
メールの確認をして必要なものには返信をしていくと、そろそろ一件目の打合せの時間が近づいていた。
私は手帳とパンフレット、書類を持ってサロンに向かった。
「お疲れ様です!」
私はサロンのスタッフに声をかける。
「あ、瑠碧ちゃん、おはよう。沖縄楽しかった?」
サロンのチーフ、美香さんがアイスティーを手渡しながら聞いてきた。
「はい!楽しかったんですよ。また後でお土産もってきますね?」
私は飲み干したアイスティーのカップをゴミ箱に捨てるとサロン入り口の受け付け横に立った。
「色々大変だったみたいね?あのブリっこと。
彩花が疲れてたわ。」
彩花さんと美香さんは同期で仲がいい。
「そうなんですよ。もうこんな小さいところじゃ、広まるのもすぐですよね」
私が苦笑いをこぼしながらいうと、
肩に手をポンポンとおいてから、にこりと微笑まれた。
「今日彩花と行くんだって?私も行くから。」
そう、有無を言わさない顔で言われて、私はコクコクとうなずいた。