潮風とともに




伊丹空港の到着ロビー


私は今朝からソワソワしながら、ここで待っていた。
今日、波瑠が大阪にくる。



到着の知らせが聞こえて、少し時間がたっているから、もう出てくるはず……




私は今か今かと出入り口を見つめた。



っあ!!!!いたっ!!!


波瑠もこちらに、気がついたようで、
ふわりと笑って手をあげた。



「波瑠っ!!」

私は思わず駆け寄り、波瑠に抱きついた。


「会いたかった!」

私はそのまま波瑠にキスをした。


波瑠がフッと、笑ったのがわかった。


「瑠碧、俺も会いたかったよ。
でも、みんなが見てるからね?これから先は瑠碧のお家に帰ってからにしよう。」


そう、ニヤリと言った波瑠に、私は赤面した、



二人で私の車に乗り込んで、一度私のマンションに向かう。


「弘人さんは昨日から来てるんだっけ??」


「そうだよ。今日美穂さんの実家に挨拶に行ってるんじゃないかな。」


波瑠は大阪にくるのが初めてらしく、窓からキョロキョロと景色を見ている。



「すごいな、、、ビルが所狭しと並んでる。那覇市もビルはあるけど、こんなんじゃないもんな」


波瑠は感心したように言う。



「大阪はゴミゴミしてるからね、、、沖縄とは全然違うよ。今日は荷物置いたら通天閣にでも行こうね。」
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