潮風とともに
「ありがとう。こっちのこと、たくさん教えてください。」
私は軽く頭を下げた。
御祝いムードはかなりの、盛り上がりになり、
明日入籍するという話を聞いて、お父さんも驚いてはいたけど、おめでとうといいに来てくれた。
御祝いで賑やかななか、スマホが鳴っているのに気がつき、私は波瑠に一言伝えてから玄関へ向かった。
「もしもし、お母さん?ごめん、着いてから連絡してなかったね。
無事について、挨拶もできたよ。」
私が報告すると、
「それで、どうだった?大丈夫だったの?」
「うん、とても明るくて素敵な人たちだよ、、、
それでね?お母さん、」
私が話していると、急に隣からスマホを取り上げられ、驚いて見上げると波瑠がスマホを耳につけていた。
「もしもし、お母さんですか?波瑠です。
今日、自分の親にも挨拶が済みまして、
明日入籍します。……はい。……はい。わかりました。
よろしくお願いします。」
そう言って電話を切ってから、私にスマホを手渡してきた。
「お母さん何て?」
「入籍、喜んでたよ。瑠碧をよろしくって言われた。」
波瑠がふわりと笑って抱き締めてくれた。
「この宴会、いつまで続くか分からないから、あと少ししたら抜け出そうな。」
「大丈夫なの??みんな私たちの為に集まってくれたのに。。。」
「大丈夫、みんなからの御祝いの言葉は貰ったし、後はみんな呑みたいだけだから。」
そんなものなのか……
島人は飲むのが好きっていうし、波瑠がそう言うんだから、そうなんだろうな。