潮風とともに


病院に電話をして、お母さんと二人、タクシーで病院に向かう。

お母さんから波瑠に電話をしてもらうと、波瑠はそのままホテルから直接病院にくるとのことだった。


病院に着くと、助産師さんが待ってくれていてすぐに陣痛室に案内された。


内診してもらうと、もうかなりお産が進んでいるらしい。


波瑠、まだかな、、、


うぅぅ、、いたい。いたいよ、、、





お母さんが腰やお尻を擦ってくれたり、押してくれたり。
もう、お産が進むにつれて痛みも増してきて、涙が浮かぶ。


「るあ!!!!遅くなってごめん!!」


どれだけ時間が経ったのか分からないけど、陣痛が5分間隔になった頃に波瑠が息を切らせて病室に駆け込んできた。


「はる、、よかったー。抜けてきてくれたんだね。
ありがとう。。。」

ちょうど陣痛の痛みが来たときで、私が顔をしかめて波瑠を見ると、不安そうな顔をして波瑠が側によってきた。


「大丈夫?って、大丈夫じゃないよな。
頑張ってくれて、ありがとうな。さっきそこで助産師さんが言ってたけど、かなり進みがいいから、今夜には産まれるだろうって。あと少しで赤ちゃんに会えるから、一緒に頑張ろ!!」


私はコクコク頷く。

波瑠が来た安心からか、涙が浮かぶ。

赤ちゃん、パパも来てくれたよ。
いつでも出ておいで!!!



その時さっきまでとは比べ物にならないくらいの痛みに襲われる
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