潮風とともに
「わかった。いいよ。」
そういって立ち上がるとスマホに入れてある曲を流した。
海を背にして立ち、曲に合わせて踊ると開放的な空間と、私たち二人の空気が暖かくて、
楽しくて仕方がなかった。
初めて砂浜で踊った
心が踊るってこういう事なんだって思った。
何も考えずに波瑠を見つめて踊ると、少し顔を赤らめて微笑んでくれた。
躍り終わってまた波瑠の隣に座ると、また手が重なった。
「綺麗って瑠碧にぴったりの言葉だよな。
俺島に住んでるし、ホテルでもよくフラダンス見るけど、こんなに心が震えたの初めて。
……感動した。。。」
そう言って重ねていただけの手を指が絡むように繋いできた。
「ありがとう。今までフラダンスしてきて、初めて嬉しいと思ったよ。幸せ。
こんな素敵な所で踊れるなんて。
本当、沖縄は素敵なところね。」
私は高揚した気持ちのまま、笑顔で波瑠を見つめた。
波瑠もわたしを見ていたようで、二人のどんどん距離が近くなり、隙間がなくなった。
「……ふっ、……ん。……んぁ。」
波瑠のたどたどしいキスに、熱い唇に頭が痺れる。
「ふぁ……、……ぁん。」
私の口からは息がもれて恥ずかしい声が出る。