潮風とともに

私は藍染の受け付けを済ませると三人が待つ場所へと戻った。

「お待たせ。こっちだって!」 

四人で中にはいり、説明を受けながら藍染の体験をする。


「すごいね、楽しい!写真とかで見たことはあったけど、こうゆうふうにするんだねー」

私は手を動かしながら波瑠の方を見ると、
波瑠も、楽しそうに手を動かしていた。


「俺沖縄に住んでるのに、藍染するの初めて。
まぁ、住んでるからこそか。」

フット、波瑠が笑っていった。


「そりゃ、住んでたら中々観光みたいなことってしないかもねー。美穂、できた?」


「うん、何とかできたよー。私不器用すぎて、ほとんど弘人に手伝ってもらったよ。」

美穂が、苦笑いしながら手元を見ていった。


「さぁ、出来たら持っていこう。乾かしてもらわないとね。」

弘人さんに促されて近くにいた従業員に声をかけた。

それぞれに染めたものを預かってもらって、

次の皮のキーホルダー体験に向かう。


「たまにはこんな観光もいいね。久しぶりにゆっくり沖縄を満喫してる気がするよ。」

弘人さんが優しく美穂を見つめた。

「毎日仕事ばかりじゃ、息抜きも必要だよね。中々休みも取れないだろうし。」

美穂が切ない顔で言うと、俯いた。

「そうだよね。沖縄は年中観光地だから忙しいよね。
私たちも接客業だから休みなんて、あってないようなものだしね。
ねぇ、美穂、絶対にまたすぐにこようね!」




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