潮風とともに
「お兄ちゃんなら、絶対に幸せにしてくれますっ。
そんな過去があっても受け止めてくれるくらい、器の大きい男だって思います!
だから、だから、、、いつでも嫁にきてくださいッッ!!!!!」
ん?っっっえ!!!!!
話が飛躍しすぎて呆然としてると、
「ミキ、ちょっと待って。プロポーズはさ、
波瑠に取っておいてあげないと……」
「……っは!そうですよね!ごめんなさい。」
シュンとするミキちゃんは可愛いくて、私はふふっ、と笑ってしまった。
「ありがとう。ミキちゃん。
いつか姉妹になれるといいな。
その時はよろしくね?」
「はいっ!!!」
ミキちゃんが元気な返事をしてくれる。
「瑠碧よかったやん。妹がこんなにいい子なら安心やね。
それよりさ、さっきの電話の万里江だっけ?
その話を私は聞きたいんやけど。」
美穂が最後は少し怒ったような顔になった。
「あー、あれね。剛の浮気してた女、私の職場の後輩だった。その万里江って子ね。
まだうちの家族と剛の家族しか婚約が破談になったことなんて知らないよね。それを知ってた。
ねぇ美穂、私が剛に渡した結納返し、何を送ったか知ってる?」
「え、時計じゃなかったっけ。」