潮風とともに
「ミキちゃん、ゆかりさん、今から話す事、
私と波瑠が付き合っていく上で大事なことかもしれません。タイミングもあって、波瑠にはまだ話せてないことだから……
今から話す事は波瑠には私から話すので黙っててくださいね。」
分かったと頷いてくれたのを見て、私は深呼吸をした。
私は7年付き合っていた剛との事を話した。
「そんなことがあったんだ……
何て言っていいのかわからないけど……」
ゆかりさんが気まずそうに言う。
ふとミキちゃんを見ると俯いていた。
「ミキちゃん、ごめんね。嫌だよね、お兄ちゃんの彼女がこんな感じで……」
そう言うと、バッと勢いよく顔をあげたミキちゃんの顔に私たち三人は呆然とした。
「みき?どうした?」
「っっ!……っだって!うぅーー……」
私はビックリしながらもバッグからハンカチを取り出してミキちゃんに渡した。
「泣いてごめんなさい……。ッグスっ、だって、許せなくて、、、その剛とかいうやつ、むかつく……
瑠碧さん、お兄ちゃんは絶対にそんなことしない!!
お兄ちゃんは真面目だしっっ、
28歳まで恋愛になんて興味なくてっ、私ゲイなんじゃないかって不安だったけどっっ、そんなお兄ちゃんが出会ってすぐの瑠碧さんと付き合うって余程惹かれたからなんだって思うんですッ!!!
だから、何って感じだけどっ……」
「分かってるよ?ミキちゃんありがとう。」
私が微笑んで言うと、ミキちゃんは安心したように泣き笑いになった。