俺たちの妹・3
結局その日は、目が覚めても熱が高くて意識が朦朧としていたみたいで、私の出番はなかった。

次の日のお昼にひな兄がリビングに顔を出した時に
『意識がハッキリしてきたから、お粥作ってあげて』
と言われた。

「由奈さん、目が覚めたの?」

「熱も8度台まで下がってきたから、もう下がるんじゃないかな」

「長引かなくてほんと良かった。じゃぁ、お粥作るね」

そう言って、キッチンに立った。

我が家では定番のたまご粥を作る。

由奈さんの口に合うといいな……

お粥を持ってひな兄の部屋をノックする。

もちろんマスクは忘れずに……



コンコンコン

「は〜い」

ひな兄の声が聞こえて、そっとドアを開ける。

「由奈さん。体調どう?」

由奈さんを見つけて声をかけると、慌てていた由奈さん。

「みぃちゃん‼︎ ごめんね、迷惑掛けて……私昨日の記憶全然なくて……」

申し訳なさそうにしている由奈さんに大切な事を含みつつ答える。

「大丈夫だよ。ひな兄が由奈さんの事ほっとけないのも分かるし、私もいつもお世話になってるから、そのお返し。だから気にしないで?じゃないと、私今度から入院しても由奈さんに申し訳なくなっちゃうから……」

「あ、美晴、それは言うなって言ったろ」

ひな兄は焦ってるけど、私には切実な問題だから匂わせとかないと……
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