ウソのコイビトになりました



そう思うと、さっきとは逆側に足が動いた。



1歩進むたびに、手に温もりを感じた。
その温もりが身体全体に広がっていく。



誰かに手を握られて、引っ張って行ってもらっているような感覚。



暗闇の中に小さな小さな白い点が見えた。



それは進むたび大きくなっていき、私の身体を包み込んだ。



暖かな光に包まれ、私は再び目を閉じた―――――。



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