拗らせ女子に 王子様の口づけを
「ククッ、サオと同期なんだ?宜しく。こちらこそ、沙織がいつもお世話になってます」
「奏ちゃん、私がお世話してるのよ?」
突然押された後頭部にある三矢の手を払いのけ、口を尖らせて反論する。
はいはいっと、軽く流され食事を再開する。
横で三矢の眉間に皺が寄る。
野々宮の沙織に対する上から目線に胸がざわついた。
なんだ?こいつ、、、。
奏ちゃんからお弁当を覗き混むような視線を感じ、あぁっとお弁当の蓋に玉子焼きを乗せて奏ちゃんの方へ向ける。
やった、と小さく声が聞こえたら蓋の上に奏ちゃんの焼きそば定食に乗っていた紅生姜を入れられた。
もうっ。
と小言を漏らして紅生姜を食べる。