拗らせ女子に 王子様の口づけを

真っ正面から一部始終を見ていた瑞希が思わず突っ込んだ。

「熟年夫婦かッッ」

へっ?
と、奏ちゃんと二人瑞希を見た。

「ねぇ、さっきから二人で何してるの?」

何してる?

「いや………特に何も………?」

「いやいやいや、お弁当の蓋をうろうろさせて何してたの?」

あぁ。
「玉子焼き、あげてたんです。それで、紅生姜を貰ったんです」

「でも、会話してなかったよね?」

「あれ?話してませんでした?」

あれーーーー?
と思いながら、この集まりの事を思い出す。

「そういえば、瑞希さん!なんでここに奏ちゃんがいるんですか?そして、今日の集合理由は何でしょう?」

そうだ、すっかり忘れていたわ。

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