審神者、始めました

ブラック本丸の存在

 歩『依頼・・・と、言うと?』
 役「ここ最近、問題となっているブラック本丸の掃討と刀剣男士の手入れ、及び更正です」
 ・・・・・・ブラック本丸?何か、ブラック企業を文字ってまーすって感が満載だな。
 兼「何だ、そのブラック本丸ってのは?」
 どうやら、兼定も疑問に思ったらしく、私に問い掛けた。
 歩『私が元の世界にいた頃、ブラック本丸ならぬブラック企業っていうのがあってね、それに似ているものと推察したね。私は』
確か、従業員を必要以上に扱き使う企業を指すんだっけ?
 鯰「つまり、それを本丸に置き換えると・・・?」
 歩『これは私の類推ですが・・・、ブラック本丸とは、刀剣男士を様々な意味合いで酷使している、あるいは酷使していた本丸を指しますか?』
 もし、仮にそうだった場合、私は真っ先に動いて保護せねば。




 歩『加賀国の審神者が一人・神原。この命、しかと承りました』
 帰り道、懐かしい場所に立ち寄りたくなった私は、兼定と鯰尾を連れ、その場所に向かった。
 歩『・・・懐かしいなぁ、半年ぶりか』
 鯰「主様。ここは?」
 ?「姉さん?」
 鯰尾に問われた瞬間、懐かしい声が私の耳に響いた。
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