信愛なる君へ


「……………そろそろ席に戻ろう」

「あ、はい」



私のその言葉を背に氷雨さんはスタスタと席へと足を運んだ。









「や〜〜〜っと戻ってきた!遅いよー!」

「おい華、まさか酔って」

「酔ってない〜!!キャハハ!!!!」

「……………………」



私と氷雨さんが席へと戻ると、華さんが既に出来上がっていた。

…華さん、笑い上戸なんだな。



「そぉ〜れぇ〜よぉ〜りぃ〜?」


華さんが私の顔をジッとみる。


「ごめんねぇ〜?ヒデが失礼なことして嫌な思いさせたみたいで!」

「ちょっ、華!それ俺が真面目に謝ろうと思ってたんだからそんな軽く言うなよ!」

「えぇ〜?だってヒデ、いっつも女の子口説くだけ口説いて、からかってるじゃん!」

「今までは、な!
咲笑ちゃんにはしっかり謝ります〜!」

「どうかな〜?
じゃあちゃんと咲笑と紡にあの事話せるの?」

「そ…れは……」



ヒデさんは口籠もる。

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