愛は尊い


果歩さんは持ち前の明るさもあり
お爺さんや勝田さんとも仲良くなり
少しずつだが
操さんとも距離を縮めていった


そして、日本いない操さんのお父さんとも次第に距離を縮めていったわけだ
…特別な関係に。


操さんの受験も終わり
家庭教師を辞めても
何年経っても、
操さんのお父さんと果歩さんの関係は
続いていった


そして、操さんが大学在学中に
果歩さんと再婚した

操さんのお父さんは
前ほど海外へ行くことも減ったが
必ず果歩さんを連れて行き
そして、二人だけで生活をしていた

操さんのお爺さんは
操さんのお父さん達をよく思わず
自分の後継者は操さんだと
強く思うようになっていった
そして、遺書にもそう書かれており
今に至る…わけだ


話を聞いていて
馴れ初めは、わかった
けど、その中には
操さんが入っていない
自分の息子なのに…


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