【短編集】その玉手箱は食べれません


「ところで4人がここにいることを知っている人は他にいるのかい?」

 用務員のオジさんが白い歯を見せて尋ねた。


「いいえ」

 トモヤが首を横に振った。


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 数時間後、校舎の管理人室で頭に白髪が目立つ男が両手をついて頭を下げた。

「ありがとうございました」


「とんでもありません」

 用務員のオジさんは恐縮した。

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