私って、男運がないと思うんです

一緒にいたいかぁ、と考えていると

「営業部男子のEGB48でした。では、しばらくはご歓談ください!」

司会の子の合図とともに会場が明るくなった。


明るくなると、あっちも私に気付いたようで

「いた」と小さく呟いて、近づいてきた。


「岡田、こいつ持っていってもいい?」

ぎょっとする一言が投げかけられた。

「いいもなにも、咲季ちゃんの意思であれば」

岡田さんは私の目を覗き込んだ。

その目からは、ごまかさないで、という岡田さんの想いが伝わってきた。


「岡田さん、私・・・」
と口にしたところで

「悪いな」

という陽さんに腕を掴まれて、引きずられながら会場を後にした。




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