私って、男運がないと思うんです


新しいベッドの沈み具合を存分に確かめた後、陽さんと並んでボーっとしながら

「他の女の人のもの、これ以上見たくないんで、今のうちに処分してください」

お願いすると

「俺、ほんと気にしたことないからわかんないかも」

悪気もなく、言い切った。やっぱり陽さんは女心がわかっていない。

「じゃあ、陽さんが自分のもの、ってわかるもの以外は捨ててください」

そう言いながら、私ってこんなワガママだっけ、と自分がわからなくなってきて

「ごめんなさい。やっぱり、今の忘れてください」

布団の中に顔をうずめた。すると

「ん?どした?」

と言いながら、布団をめくってくる。


< 200 / 202 >

この作品をシェア

pagetop