CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
「やめて…! もう、キリトを傷つけたりするようなことは……!」
「うるせぇ…ちょっと来いよ! カイ…」
シュウが呼びつけると、見張りでもしていたのか、暗がりからドラムのカイが現れた。
「カイ…そいつの携帯から、キリトに連絡をしろ…」
既に盗られていた携帯を、カイがいじって、
「悪いね…僕も、キリトがいなくなると、ちょっと困るからさ…。
……あっ、あった…キリトの連絡先……」
と、画面に目を凝らした。
「どうしようか…なんて、メッセージ送ろうか…あいつに」
「エンジュと一緒にでも、考えろよ…」
言うシュウに、ベースのエンジュまでもが、姿を見せた……。