イマカレモトカレ 永遠の愛は?
終電ギリギリに間に合い
飛び乗るように電車に乗り
無事にアパートに着いた。
ここ数年自分は貴弘に捨てられたと
思ってすごく恨んでた。
いつか会うことがあったら
絶対文句を言ってやろう!と思ってた。
そして自分は貴弘より絶対
幸せになっててやろうと思ってた。
なのに・・・。
幸せなんてなれるわけないじゃん
そんなの誰が聞いたって
あたしが幸せになってたら
認められるわけないし・・・。
貴弘の心やその取り巻く人たちを
相当苦しめたのに
そんなのを知らないで・・・。
ごめんね・・・。
貴弘の前で笑ってて
貴弘の前で軽率なことも言って
本当にごめん・・・。
貴弘はこんな憎いあたしに
会いたくなかったでしょ?
貴弘が気が済むなら
あたしをとことん恨んで
傷つけていいよ・・・。
知らないふりしてるから
それがあたしにできる
償いだと思うから。