イマカレモトカレ 永遠の愛は?


午後の勤務開始直後


「こら!!!門倉!
電話でろよ!」


「えっ?」


「えっ?じゃないだろ!
電話が鳴ってるだろ!」


「あ・・・」


ほんとだ
気づけば鳴ってる。


「お前の仕事は事務と電話対応だろ!
それすら出来ないでどーするんだ!」


「あ・・・すみません」


「チェッ!」


課長は舌打ちをして
居なくなった。


会社に迷惑かけちゃってる
しばらく休もうかな?
有休も残ってるし。



帰る準備をしてると夢子もやって来た。


「明光がさ
この際だからいい人紹介するって」


「はぁ?今はいいって!
恋だの愛だのって
ふたりがいいって言ったじゃん」


「だから断ったわよ
話を最後まで聞きなさいよ!」


「・・・あ~どーも」


その夜は夢子と2人
静かにお酒を飲んだのだった。




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