イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「どうしたのよ早く!」


「今の見たでしょ!あたしを見ても
全くの無視だよ
みんなの前で騒ぎになるのが
嫌なんだよ」


「待ってよ!彼女よ?
彼女だからいいじゃん!
紹介できないわけないじゃん
ほら!追いかけて!」


「そんな勇気ないよ
あんな風にスルーされるとねぇ~」


「電話ならいいじゃん!
電話で言ってやんなよ!
無視すんな!って」


「少し落ち着いてからする」


「なんだ~ガッカリ!
せっかく『あたし乃愛の友人で
夢子でーす!』って言おうと
準備してたのにぃ!」


「またのお楽しみね
ねっ!カフェ辞めて居酒屋に戻ろ!」


「はぁ?」


「お洒落にカフェでお茶をする気分じゃなくなった!
こんな時は焼酎とか日本酒よ!」


「もぉ~オヤジか?
はいはい!トコトン付き合いますよ」


あたしたちは来た道を逆戻りをして
いつもの居酒屋へ行った。


「あっ!!!明光!!!」


そのお店に偶然夢子の彼の明光君が
会社の人達と来ていた。


「おう!夢子!あっ!乃愛ちゃんも久しぶり」


「久しぶり!」


あたしたちが会話をしていると会社の人が
誰?誰?と聞いたものだから
明光くんは「オレの彼女っす!」
と説明をしていた。


夢子もそれに「よろしくお願いします」
と頭を下げていた。


そうよね・・・そうよ
それが当たり前よ!


何なのさっきの和典さんの態度は!!!


偶然夢子の彼氏と会って
その対応に自分の彼と比較して
またまた落ち込むあたし。





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