イマカレモトカレ 永遠の愛は?

東京でのこと



乃愛が小豆島に行って2日目のこと


お昼時間 夢子が一人でいると
川本さんが
「あれ?今日はコンビ
相方は?」と尋ねた。


「相方って言うのは門倉のことですか?」


「そういつも一緒にいるからね」


「あの子1週間のお休みみたいです」


「休み?やっぱり・・・」


川本さんはやっぱりと
何か納得した言い方をした。


「やっぱりとは?」


「ため息ついてたし
この前変な質問してきたし」


「何です?それ」


川本さんは乃愛が話したことを
覚えている限り夢子に話した。


「乃愛の友人が親にお金で
彼氏と別れさせられたってことですね
それを回りの人から事実を
聞いたってことですか・・・」


「で!その相手と会ったらしくて
それが相手が相当恨んでるみたいで
自分だったら そんな相手が表れたら
どう思うか?って
質問されて自分の意見を
言わせてもらったけど
もしかしてあれって友人の話じゃなくて
門倉さん自身のことだったんかな?」


「どーでしょうか?わかりませんね
川本さんはそれに対して
なんて言ったんです?」


「恨んでる相手が表れたら
それが同姓なら何かの形で仕返しを
するだろうし異性ならズタズタに
してやりたいねなんて言ったとおもうよ」


「ズタズタね」


何かあるな・・・これは
乃愛の親が内緒で
前田さんとのことを引き裂いた?
それなら納得できる!
前田さんは嫌いになって
別れたんじゃない!って言ってた。


それにこの前の女子会のとき
友人と会ったとかいって
しばらく席に帰ってこなかった
今思えばその時から
乃愛の様子がおかしくなった。


はぁ~はぁ~そう言うことね
そこで事実を聞いたんだね
夢子は探偵になった気分でいた。



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