イマカレモトカレ 永遠の愛は?



その日の午後


「西山さん!
乃愛と連絡とれないんだけど
話したいこともあるから
少し会えないかな?」
と 貴弘から夢子に連絡が来たから
会うことにした。


「乃愛を連れて来てくれるのかと
思ってたのに」


貴弘は会うとそう言った。


「仕事も昨日から休んでるからね」


「えっ?昨日から?」


「そう・・・ちょっと聞いてみるんだけど
一昨日の夜に乃愛と何かあった?」


「・・・まぁ」


「やっぱり何かあったんだ!
おかしいと思ったよ
何があったの?」


「何が?って・・・
ちょっとこれは言えないな」


「あの子ね 先週くらいから
なんか悩んでるみたいで
今度話すからって
そのままになってたんだけど」


「悩んでた?」


「うん・・・『人生が嫌になった』とか
『あたしよく笑って生きていられたね』とか
ワケわかんないことばかり言ってた」


「何かあったのかな?」


「彼と別れてスッキリしてた矢先に
飲み会であの子偶然そのお店で
知り合いに会ったらしくて
その辺りからまた変になった気がするんだ」


「友達?どんな?」


「あたしが会ってないから
わかんないけど席に戻ってからが
様子が変だと言うか・・・
それより一昨日何があったの?」


「それは・・・」


「もしかしてもしかだけど
一線超えちゃった?」


「ま・・・西山さんだから
いいか!実は・・・うんそう」


「なんでなの!!!」


「何でって・・・」


「ねっ!前田さんって乃愛のこと
どう思ってんの?」


「まぁ~ただ自分としては
また新たに乃愛と始めたいなと思ってる
色々 乗り越える壁はあるけど」


「それって・・・乃愛に伝えた?」


「伝わってると思う」


「あっ!そうだ!自分の口から
結婚してないって言った???」


「伝えたよ ただ
あいつはオレが1度結婚して
離婚してると思ってるだろうけど」



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