イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「乃愛になにかあったのか?」
慌てた様子で貴弘は乃愛の家へとやって来た。


「ううん・・・ごめん
ちょっとお母さんと会ってほしいの」


「西山さん?何のまね?
ここには来れないと言ったよね?」


貴弘の血相が悪くなった。


「ごめんなさい
でもお母様と会って話して欲しかったから」


玄関先で言い合ってると
母親が現れた。


そこで5年ぶりに母親と貴弘は
再会した。


「ご無沙汰しております
お久しぶりです」


「お久しぶりね
元気そうね」


「はい!元気だけは取り柄なんで」


「あの時はごめんなさいね
本当に申し訳ないわ」


「もういいです謝らないでください
謝ってもらっても月日が
戻るわけでもないですし
実際あのまま乃愛と一緒になってても
幸せに出来てなかったと思うし
苦労させてたと思うし
それを見込んでたお母さんは
見る目があったってことです
ただそれだけです」


嫌みたっぷりの言い方だった。


「ごめんなさいね
私のことが憎いでしょ
本当にごめんね」


「あの頃は憎かったです
どんな思いをして乃愛と別れたか
乃愛に別れを言った時 泣きそうな乃愛に
嘘だって抱き締めたかった・・・
すごく辛かったです」


「本当に・・・ごめんなさい」


ただひたすら謝る乃愛の母親。


「ただ 自分はあの時 家のことや
自分の仕事のことをお母さんに
バカにされたことによって
自分は見返したいと一生懸命頑張りました
今自分がこんな生活出来てるってことは
あの日があったからと
だから反対に今では感謝しています
ごめんなさい 生意気なことを言って」



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