イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「離れてた期間があったから
オレの絆を強くしてくれたんで
それも試練だったと思うから
もう乃愛の親には何も言わないでください」


「バカタレ!
また出会ったから良かったが
会えずお互い違う道に進んでたら
どうするんだ?」


「いいえ
きっと乃愛とはどこかで会うと思います」


「その時乃愛が他の人と居たらどーすんだ?」


「奪い返します」


「凄いなお前は!」


「なんて・・・大きな事言ってますけど
あの日に出会えてよかったと
本当に周りに感謝してます」


「ワシも長生きしてよかったよ
孫のこんな幸せが見れるなんてな
もー!死んでもいいわ」


「死ぬなんてまだまだ早いですよ」


「あ~そーだな
今度はひ孫を見ないとな!
早く頼むぞ」


「わかりました!
じゃあ 今から頑張ってきます!」


今から頑張ってきます?
頑張ります!じゃなくて?


「じいちゃんまた軽トラ貸して!」


「いいけどどこ行くんだ?」


「どこって・・・
ひ孫を作りに!」


「おー!そーかそーか!
行ってこい」


「もー!!!貴弘!!!
おじいちゃん!!!」


「嘘・・・冗談です
お腹すいたぁー!
ご飯食べよう」


「そうだな 腹が減っては戦は出来ずってな
ばあちゃん飯にしよう」


「はいはい」


・・・なんだか
貴弘とおじいちゃんに
振り回された感じがするが
とりあえず貴弘と人生のスタートに
立ったのは本当の話で
東京へ帰ってからの生活は
慌ただしく変化するだろう・・・。


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