イマカレモトカレ 永遠の愛は?
「何?」
「さっきの返事聞いてないんだけど?」
「あたしも貴弘が好き
だからあたしも貴弘と幸せになりたい
あたしと結婚してください」
「早く言え!バカ!」
「バカ?自分がバカだって
わかってるけどさ
一言多くない?」
「ホントの事言って何が悪いんだ?
まぁ~そんなバカな女に
心底惚れてるオレだけどな」
「たかひろ~ぉ~」
「さっ!帰るぞ!
じいちゃんたち待ってるだろうからな」
またさっさと歩き始めて
あたしが追いかける。
そしてまた止まったかと思えば
「おっと!忘れてた!
ここで誓いのキスを」
と あたしの唇にキスを落とした。
後で聞くと貴弘はおじいちゃんに
エンジェルロードの存在を聞いたらしい。
おじいちゃんも今は
エンジェルロード言われてるその海岸で
(昔からあったが騒がれてはなかった)
おばあちゃんにプロポーズしたんだと。
だからあたしたちも
おじいちゃんおばあちゃんのように
一生添え遂げられる気がする。
「ただいまぁー!!!」
「おー!帰ったかぁ~
愛を誓ってきたか?」
「はい!じいちゃんのように
カッコよく『結婚してくれ!』って
言いました!」
うん?カッコよく?
結婚してくれ!?
ちょい違うな・・・まぁいいか!
「乃愛の返事はどうだったんだ?」
「もちろん同じ気持ちでした」
「よかったな」
「はい!ここまで来た甲斐がありました」
「乃愛!この青年は間違いない男だ
絶対離すんじゃないぞ!
道子にもやかましく言っとくから!
道子が反対しなかったら
お前らはもっと早くに
幸せになってたのにな」