イマカレモトカレ 永遠の愛は?


場所を変えたあたしたちは
居酒屋のカウンター席で飲んでる。


「ねえ聞いてみるんだけど
商社マンとどの位のペースでしてるの?」


「何が?」


「何が?ってあれよあれ!
昨夜もそうだったんでしょ?
異常なくらいのキスマークじゃん」


「あ・・・」


夢子に言うべきかすごく悩んだ
だけどあたしには
相談する相手が夢子しかいない
こんなこと高校のときの友人だとか
専門学校の友達には言えない。


「そうだね 最近は毎回かな?」


「はぁ?それって同意もと?
それとも無理矢理?」


「無理矢理ってことは・・・」


全部が全部無理矢理でもない。


「どうしたの?言ってごらんよ」


「うん・・・」


あたしは今思っている不安を
勇気をもって話した。


親の紹介で知り合ったけれど
和典さんはあたしの親に会ったのは
一度だけ そしてあたしは
和典さんの親には会っていないこと。


和典さんの兄夫婦がアパートに
一時帰宅しているからと
部屋に行ってないこと。





< 48 / 187 >

この作品をシェア

pagetop