イマカレモトカレ 永遠の愛は?


あたしの異変に気づいた貴弘が
「どうかした?」と 聞いてきた。


言えるわけないし!
あれが今の彼なんて・・・
あの光景を見て何て言われるか。


「何でもないよ」


すると偶然あたしたちの後ろで
店員さんが手を滑らせ
コップを落としてしまった。


その音でみんなこっち側を注目して
和典さんともばっちり目があった。


目があったはずなのに
向こうは何もなかったように目をそらした。


うん?
あっ!そうか!女の人と子供といるから
顔を会わせつらいのか?


とかいってあたしも別の男の人といる
絶対何か思ってるはずよね?


誰?その人???


うん?もしかして
和典さんじゃなくお兄さん夫婦?


あっ!そうか!
一時帰宅してるって言ってた。


似てるだけで
和典さんじゃないんだ
そっくりだけど
言われてみれば違うかも。


だから あたしを見ても
反応なしなのか。


「乃愛!お前も混ぜろよ
何 ボーとしてんだよ」


「あ・・・はい」


ちらっと 向こうの席をみると
また目があった。


今度はあたしが
思わず反らしてしまった。


やっぱり和典さん?
違うよね・・・。


それからはもんじゃ焼きが何処に入ったか
わからない。


気づけばあの席には別の人が
座っていた。



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